鉄の未来を支える解析技術(原子レベル)
鉄鋼材料は非常に複雑な現象を制御することによって製造されています。また、使用(例えば、成形や溶接など)時にも、複雑な現象を引き起こしますが、それは材料の特性を反映したものです。この製造時や使用時に起こる複雑な現象を科学的に解明することによって、革新的な材料を提案することを目標に努力しています。
タイヤのスチールベルトに使われている高強度スチールコードは、電子顕微鏡での観察が困難なほどに組織を微細化することによって、高強度を実現しています。その開発には、微細化された組織を観察することが不可欠ですが、その際に3次元アトムプローブ装置が威力を発揮しています。
民間企業の中では、エネルギー補償型3次元アトムプローブ装置を他社に先駆けて導入し、鉄鋼材料開発に貢献しています。

3次元アトムプローブ装置

針状に加工した試料に高電圧を加えると、原子が1個づつ蒸発し、イオン化します。3次元アトムプローブ装置は、これらのイオンの種類と位置を検出することによって、原子の3次元像を得る装置です。
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